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夏の匂いが薫る鳩山農場 訪問記

夏の匂いが薫る鳩山農場 訪問記


summer2015

夏の匂いが薫る鳩山農場。この季節、どんな野菜たちが顔をそろえているのでしょうか?
農場の様子と農場で働くスタッフの声を皆さまにお届けします。

農場へ足を踏み入れてまず目に飛び込んできたのは、白くて小さな可愛らしい花をつけた一面のジャガイモ畑。今年は昨年に比べて1.5倍ほどの面積を使って広く栽培したそうで、ジャガイモの種類もなんと全部で9種類。同じジャガイモでも、その種類によって花の色や形、イモの硬さ・味などが異なり、使われるお料理にも向き不向きが出てくるそうです。
そんなジャガイモの収穫期は、6月に入ってから7月下旬頃にかけてがピーク。葉が枯れて元気がなくなってきた頃が穫れ時だそうです。掘り上げてみるとまだ小さなものもありましたが、ゴロっと立派に育った大きなジャガイモがたくさんありました!

鳩山農場2015夏
鳩山農場2015夏

ジャガイモの収穫は、機械と人の手の両方で行います。まずは機械を使って土から掘り起こし、土の上にゴロゴロと出てきたジャガイモを手作業で一つひとつ拾い上げていくのです。この拾い上げる作業が結構大変…。
毎年、薬糧開発株式会社の新入社員が農場研修に訪れた際に皆で作業をするのが慣例となっているのですが、今年はタイミングが合わず、農場スタッフだけで行うことになったのだとか。ジャガイモは陽に当たると緑色に変色してしまうので、陽が完全に昇る前に終わらせないといけません。まさに時間との勝負です。
またジャガイモの収穫期は梅雨の時期とかぶりますが、雨が降った後だと良い収穫ができません。そのため、花や葉の状態で収穫適期をみるのはもちろん、土の乾き具合とも相談しながらタイミングを図らなければならないのです。

夏のイチオシ!ズッキーニ&キュウリが大豊作♪

次は同じく収穫期に入ったズッキーニとキュウリ。
入社2 年目の小峰さわ子さんが担当する今年のズッキーニは、かなり絶好調だそうです。木がとても健康的で元気があり、収穫量にも大きく成果が現れているのだとか。多いときには1日100kgを超える収穫量を誇ります。
一方のキュウリも絶好調!キュウリは昨年もよく育ったそうで、この周辺の気象条件がキュウリの栽培に適しているのでは、とスタッフの間でも話題にのぼるようです。
ズッキーニやキュウリ、ナスなどの果菜類は日々の管理が顕著に現れる作物のため、とくに気をつかいます。農場スタッフの毎日の苦労と積み重ね、そして愛情が元気な野菜をつくるのです。

鳩山農場2015夏 鳩山農場2015夏
鳩山農場2015夏

そんなズッキーニとキュウリの栽培に非常に役立っているのが、鳩山農場の一番の強みでもある灌水設備。農場内に10 ヶ所以上設置されている灌水チューブと地下水をつなぐ設備であり、このおかげで雨が降らなくても自由に水やりができます。とくに干ばつの年などはこの灌水チューブを使った水やりが大活躍。ジャガイモなどの 雨や水により病原菌が広がる可能性のある作物には使われませんが、水をたっぷり欲しがるズッキーニやキュウリにはとてもありがたい設備だそうです。

鳩山農場2015夏

万全のスケジュール管理で育てられた、新鮮な旬のリーフレタスたち

最後に見せてもらったのが、リーフレタス畑。今年の鳩山農場では、リーフレタスの中でも「グリーンリーフ」という種類のレタスを栽培。こちらの収穫期も5 ~ 6 月頃にピークを迎えました。
夏になり気温が上がると、レタスにはイモムシやアブラムシなどの虫がつきやすくなります。そのため虫が出る季節になる前に大きく育て上げ、適期を逃さず収穫できるようしっかりと対策を練る必要があるそうです。この点にかんして葉物類は、他の野菜に比べ、とくに気をつかうのだとか。畑の準備から植え付けの時期、肥料をあげるタイミングなど、きっちりと計画を練って進めていきます。リーフレタスの栽培においても、灌水設備がとても役立つのだそうです。艶のある鮮やかな緑色をしたグリーンリーフは、本当に新鮮で美味しそうでした!

鳩山農場2015夏

大事に見守られて育つ鳩山農場の野菜
魚粉を使った動物性のオーガニック肥料で濃厚な味わいの野菜が育つ!

鳩山農場2015夏

今年で4年目を迎えた鳩山農場。オープンから今までの歩みについて伺いました。
「私は入社3年目なので初年度の農場の様子を直接は知らないのですが、先輩からは、オープン当初に比べるとまるで別世界になったと聞いています。自分でも、水捌けが良くなってきた、土が柔らかくなってきたなど、年々土の状態が良くなっていることを実感しています。また農場の体制などについても、スタッフの皆で意見をぶつけ合いながら順繰りと作り上げています。一人ひとりそれぞれの担当はありますが、お互いに助け合いながら、チーム一丸となって頑張っています!」

今回、撮影にあたりいろいろとお話を聞かせてくださったのは、入社3年目の滝沢さん。もともとはジャガイモとキュウリを担当されていたそうですが、今は新入社員にバトンタッチをして農場全体の管理をされています。
「自分の担当野菜がなくなって少し寂しい気持ちはありますが、全体の管理という責任のある仕事にやりがいを感じています。日々の管理をどう行うかによって作物の健康が大きく変わってくるので、うまくいかなければ野菜たちに申し訳ないと感じますし、もっと頑張らなきゃ…と強く思います。野菜は言葉を発してくれないので、とにかく毎日の変化を見逃さないように常に観察・分析し、対策につなげるようにしています。」

鳩山農場2015夏
鳩山農場2015夏

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